【あなたの手に触れてみたい】




どきっ

あなたが隣で歩く。

触れるか触れないかの距離。

どきどき

鼓動が聞こえてしまいそう。

そっと、手を伸ばせば、届く距離なのに…緊張してできない。

あなたはしらない。

私があなたに恋をしていることを。

でも、あなたは毎日、私に笑顔を向けてくれる。

それが…一番うれしい。

たとえ、多数大勢の中の一人でも…。

唯一、その瞬間だけが私だけの…あなたでいてくれる。

今はこの瞬間を…。

この幸せを…離したくない…。

でも、いつか。

手を伸ばして…触れてみたい。






おわり